【キャステル・リエバについて】
1857年創業。
良質なムニエが収穫できるヴァレ・ド・ラ・マルヌ(マルヌ川流域)のなだらかな丘陵地ダムリー村にあるシャンパーニュメゾンです。
これまでフランス本国やベルギー市場で愛され「祖父母の代からこのメゾンを愛飲している」というコアなファンが多くいます。またその品質の良さからフランス国内の名店で採用されてきました。
1969年、4代目ヴァンサン・キャステルはリリアーヌ・リエバ(1938年創業シャンパーニュメゾンの3代目)と結婚し『Champagne Casters Liébart』を設立しました。
2000年に、その息子ダヴィッド・キャステルが5代目を承継し、ぶどう栽培からワイン醸造までの全ての工程を手掛けています。
ダヴィッドは幼少の頃から、「良質のぶどう作り」に情熱を注いだ祖父ルネ・キャステルの畑仕事を傍で見て育ち、成人してからはシャンパーニュ作りの良き相談相手として大きな影響を受けました。
また「ノン・マロラクティック発酵」をメゾンの醸造方法として取り入れた父ヴァンサン・キャステルの手法に敬意を払っています。
ダヴィットは、シャンパーニュ地方にある全寮制の学校でシャンパーニュ作りを学んだ後、ボルドーにてワイン醸造の研修を受けました。
彼は代々引継がれた家族の伝統を大切にしながらも、革新的なシャンパーニュ作りに挑戦しています。
2016年のロンドンで開催されたインターナショナルワインチャレンジでは数々の素晴らしい賞を受賞し、国際ソムリエ協会誌(『Sommeliers INTRENATIONAL』)では、2013年世界最優秀ソムリエのパオロ・バッソ氏から絶賛されました。また日本でも有名なミシュラン・ガイドと並ぶゴーミョー・ガイドでは2015~2017の三年連続表彰を受けています。
ダヴィッドの妻セシルも、1900年創業シャンパーニュメゾンの5代目として生まれました。二人は結婚を機にメゾンを統合し、生産規模を拡大させました。
シャンパーニュ地方の豊かな自然と文化の中で育ち、この土地のテロワール(気候や土壌)を知り尽くした二人は「シャンパーニュ作り」という仕事を心から愛しています。
そして日本の皆さまにご愛飲いただくことを大変誇りに思っています。
【ノン・マロラクティック発酵】
「ぶどうのしぼり汁の有機的な特徴を変えない」ために敢えてノン・マロラクティック発酵を選んでいます。
ぶどう本来がもつ花やフルーツの香りを長く保ち、生き生きした酸とピュアなミネラルが豊富に感じられます。
またシャンパーニュの味わいを決めるアッサンブラージュ(配合)はダヴィッドが行います。
ぶどう品種、テロワール、リザーブワイン、そしてその年のぶどうの特徴をいかし、キャステル・リエバの10種類の個性を見事に際立たせています。
【ぶどう畑とテロワール(土壌)】
ぶどう畑は、おもにダムリ―の南向きの傾斜地にあり、サン・マルタン・ダブロワ、ヴィネ、シャヴネにも所有しています。合計11ヘクタールの自社畑から収穫したぶどうのみでシャンパーニュを作っています。
尚、ぶどうが不作だった2009年に、ワインを他所から購入したので、ラベルにはNM(ネゴシアン・マニュピラン)と記載されていますが、実際はRM(レコルタン・マニュピラン)です。
※一度、業態を変えてしまうと元には戻せないため。
【ぶどうの栽培】
ぶどうの栽培比率は、ムニエ(50%)、ピノ・ノワール(20%)、そしてシャルドネ(30%)です。
キャステル・リエバは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌで多く栽培されるムニエを特に大切にしています。
【ぶどう栽培】
シャンパーニュ地方の大いなる自然に敬意を払い、
Integrated Farming Methods
(統合化農業経営法)を取り入れています。
これはヨーロッパの農業有機基準(IF)の有機農場管理システムで、伝統的な習慣を大切にしながら、最新のツールやテクノロジーを取り入れた方法です。
【世界的な第三者機関による評価】
★インターナショナル・ワイン・チャレンジ2016
銀メダル:Vincent(ヴァンサン)
銅メダル:Sélection(セレクション)
推奨酒:Cécile(セシル)
★国際ソムリエ協会の公式パートナー
国際ソムリエ協会誌『Sommeliers INTRENATIONAL』に「セシル」と「ルネ・マルセル」が掲載され、
2013年世界最優秀ソムリエのパオロ・バッソ氏が、
アスパラガスやダークショコラ、ソフトな白カビチーズとのマリアージュを薦めていています。
★ゴーミョーガイド3年連続表彰(2015・2016・2017年)
Sélection(セレクション)
René Marcel(ルネ・マルセル)